アフリカの万能薬、シアバター
シアバターはアフリカ諸国にあるシアの木の種子からとれる植物性
油脂です。古来から薬として利用されてきました。傷の治療や日焼け
止め、かゆみなど幅広く利用されています。
主成分であるステアリン酸は抗酸化作用と保湿、オレイン酸も肌に
なじみやすくしっとりします。その他にリノール酸、パルミチン酸
などの脂肪酸が含まれています。含まれている美容成分はいろいろ
あり、トリペンテンアルコールは保湿に優れ、肌を柔らかくします。
アラントインは肌荒れ改善、カロチノイドは荒れた肌の再生、トコ
フェノールは天然ビタミンEで肌の老化防止になります。
シアバターは融点が人間の体温に近い36度前後なので肌になじみ
やすく、他のオイルより肌を保護する力が高いのです。肌につやを
与え、肩こりや腰痛もシアバターでマッサージすると筋肉が柔らかく
なって保温効果がアップします。アトピー、花粉症にも効果を発揮
していて、ますます注目される存在となりそうです。